飛べない蝶と空の鯱 ~たゆたう島の郵便箱~ / 手島史詞
読み終わりました!
あらすじは前の更新で少し書かせてもらった感じ。
舞台は2つの空に挟まれた世界で、人々は空に浮かぶ様々な大きさの島で暮らしている。
上空には自分たちが見ているのと同じような空があるけど、
下には霧で覆われた空になっており、そこには霧妖という生物がいて
人間は踏め込めないような場所になっていた。
霧に耐性をもった人間は霧鍵式と呼ばれる霧を体内に取り込むことによって
無機物を作り出すことができる。
その霧鍵式によって限られた島という環境で人々は生活をすることが出来ていた。
この物語の主人公は島の中、ときには他の島まで封書を運ぶ
渡り鳥という職に付いていた。
封書とは送り主の記憶をそのまま写すことが出来るということもあって
狙われることもある…そんな大切な封書を送り届けるのが渡り鳥。
戦闘シーンは霧妖との戦闘があり、飛行戦があり迫力がありました。
自分のイメージでは霧の中に入りながらの場面があったりしたので
どこかラピュタを思い出したり…。
また地上戦も少しあり、こちらも好印象でした!!
主人公の使用する武器が銃剣ということもあって胸熱!!!
また世界観も好みでした!魔法とはどこか違う霧鍵式があったり
たぶんこの作品のオリジナル言語である絶対言語-レーゲル・ヴォルト-というものがあったり!
なんと言っても今作のヒロインであるジェシカちゃんが個人的にドツボでした!!
普段はツンケンとしていながらも主人公であるウィルがいなくなると
慌てて探し出したりと…そこもストーリーが進んでいくと理由が判明していきますが…。
サブキャラも少ないながらそれぞれにしっかりと役割があり読んでいて引き込まれました。
今回の物語単体では一応区切りよく終わってますが
導入部分、また途中でも何度か登場し、帯の部分でも書かれている、
ウィルとジェシカが昔に交わした約束、その部分は終わっていないので
続巻は出てくれるのかなと期待してます!!
久々に表紙に釣られて購入して当たりを引いたかな!!!
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