空ろの箱と零のマリア5 / 御影瑛路
待ちに待ったはこまり!の新刊!!
前巻から約2年振りの新刊ということで電撃のHPで来月の新刊予定の欄に
このタイトルを見つけたときはテンション上がりました!!
3,4巻での怠惰なる遊戯を通して箱の使い方を把握した醍哉がいよいよ
動き始めるところから今巻のストーリーが始まります。
醍哉の箱は“罪と罰と罪の影”
この箱は対象となる者に醍哉自身の影を踏ませることで強制的に発動し、
その対象者の深層にある罪の意識を強制的に想起させることで
相手を支配化に置く事が出来る。
醍哉自身にも対象者が持ってる罪の意識を負うことになるというデメリットがありながらも
今までの箱に比べるとかなり協力なものかも…。
その箱によって人々を選別していく醍哉は再び一輝の前に現れる。
学校の中でも生徒を支配化に置いていく題哉だったが
気づいたら劇場の中に閉じ込められていて…
題哉を閉じ込めた箱は“願い潰しの銀幕”
効果はただ題哉が箱を差し出すためだけの箱。
願い潰しの銀幕によって追い詰められる題哉だが
支配化に置いていた色葉を使って現実での反撃に出る。
今巻では怠惰なる遊戯を抜け出したことで箱を使用し自分の願いのために
動き出した題哉。”零のマリア”を助けるために動き出す一輝。
1巻をはじめそれぞれの巻に貼られていた伏線を回収していく流れは
読んでいてもう続きが気になって仕方なかったです。
“O”、一輝、そして空ろの箱…タイトルにもなっている零のマリアの伏線は
前巻で回収されてましたが今回は空ろの箱の単語も出てきました…。
風呂敷をたたみ始めた感じなんですかね?
今巻では願い潰しの銀幕の上映も終わってないですし
これからが気になるところで締められてます。
次の巻が待ち遠しい!!!
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