のんびりと読んでたのが読み終わりましたー。
今回は少し普段読んでいるものから離れた感じのものを…。
スワロウテイル人工少女販売処 / 藤真千歳
本屋で並んでいたところで表紙が綺麗という印象で
裏表紙に書かれているあらすじを読んでビビッときたので即購入!
種のアポトーシスという病気を発症した人達を隔離する人工の島、自治区。
症状の進行を防ぐために男性と女性が完全に分かれて暮らす島では
人を模して造られた人工妖精(フィギュア)と暮らしている。
人工妖精である揚羽は、死んだ人工妖精の心を読む力を使い
自警団(イエロー)の曽田陽平と共に傘持ち(アンブレラ)と呼ばれる
連続殺人犯を追っていた。犯人と目される者を殺しても止まらない殺人…
そして被害者は全員が子宮を持つ男性という不可解な事件…
傘持ちの経緯が判明する2部後半から
3部ではこの世界で起きている種のアポトーシスについて
そして揚羽自身のことが明かされていくところは
もう待ってましたとばかりに読み進めてしまいました。
人も人工妖精も殺すことが出来る特別な人工妖精である揚羽は
最後に自治区の存亡を左右する策略に巻き込まれ、彼女自身にとって
あるひとつの決断を迫られることになる…。
揚羽の台詞にある、同情するなら愛して欲しいという台詞は
人を愛し愛されるために生み出された人工妖精であるから重みがあるのではと思いました。
ところどころ子供っぽいお茶目な揚羽が可愛かったです(爆
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