ギルティクラウン プリンセス・デッドプール / 砂阿久雁
発売して週はD.C.IIIなどを購入などをしてしまい
ギルティクラウンのノベライズの方は購入できず仕舞いでした…。
ムシウタの方が既巻を読み終えることが出来たので購入しました！
舞台は東京でアポカリプスウイルスのパンデミック、ロストクリスマスから
10年後の2039年の東京ということでアニメ版と変わりなし。
秘密裏に組まれた特殊部隊は1組の男女を追っていた、
男性の名前は未処置（アントリート）、女性の名前は過剰摂取（オーバードーズ）。
多少の犠牲を出しつつも標的を追い込むことに成功するが、
追い込まれたオーバートーズは自らの胸に手を当てると光が溢れ出し、
その光が収まったときには腕に壊れたヴァイオリンが握られていた…。
以下、ネタバレ含まれます。
ここからネタバレ含みます。
物語の進み方としては部隊に追われるアントリート、オーバートーズと
2人を独自に追う葬儀社の面々の話と
学園内での話が視点を変えつつ進んでいく感じ。
東京郊外にある明星学園高等部の生徒、日向ヒヨリが
憧れの先輩に近づくために先輩が部長を務めている
近伝研に入部しようとする。近伝研とは現代の伝承＝都市伝説を
研究する部活であり、その手の知識がないヒヨリに入部のための試験が課される。
その内容は最近学園で広まっているとある噂の調査であった…。
噂の内容であったり隠れている場所が地下であったりして
気づかせないような状態で話が進んでいきますが
2つの話の時系列にはある程度の差があります。
アントリートの名前が明かされたところで驚いた自分はまんまと
作者の思うツボにはまっていたようです…。
ヴァイオリンのヴォイドを引き出した後に出てきた名前と
行方不明になっている生徒の名前が一緒だったので怪しいなとは思えましたが。
今巻でしっかりと物語が終わるので、2人の正体
オーバートーズがなぜ自分からヴォイドを引き出すことができるのかなどは判明します。
その謎には彼女がどのようにしてオーバートーズになっていったのか
そして学園がの正体が関わってきます。
学園から抜け出すことが出来たが好きな人を助け出すために
再び学園に侵入し救い出す男性と
好きな人が生きていることを信じ助け出すために生きる女性。
それぞれの想いは一方通行ながらも…。
簡単な用語の説明が書かれているものの、サイドストーリーということもあるので
アニメを見ている方がすんなりと読めていけるような気がしました。
また詳しい時系列は分からないものの集が葬儀者に入ってから
涯が葬儀者からいなくなるまでの間のストーリーのようなので
人物だけでも…と淡い期待をもってましたが…。
今回のオーバートーズが持つ力は王の力に似ているだけであって
別のプロジェクトでの産物のようで特徴としては
自身に埋め込まれた他人の遺伝子をヴォイドとして取り出すことが出来、
時間が経つと自動でそのヴォイドが消滅、
一度消滅したヴォイドは2度と取り出すことは出来ない。
このような似たようなプロジェクトの存在があるということは
ロストクリスマスでのスクルージ、キャロルと言った人物も
また別の研究での結果なのかも？
またノベライズにもいくらか挿絵があるのですが
このとおり見開きでカラーになってます！
PR
