花咲けるエリアルフォース / 杉井光
杉井さんのHPの作品紹介ページを見ていて気になったので思わず購入。
日本が東西に分かれて戦争をしている中、
戦災孤児である仁川佑樹は各地の学校を転々と移動していた。
そして東京の学校へと転校となった佑樹の前に
桜色に輝く不思議な飛行兵器と1人の少女が現れる。
開戦となったと同時に世界中のソメイヨシノが枯れた今では
時を止めた9本だけが残っており、
9本のソメイヨシノにはそれぞれ深く結びついてる人間がおり、
佑樹はその1人であると伝えられる。
また、ソメイヨシノに結びついている人間にしか
操縦することができない不思議な兵器[桜花]。
桜花を操縦することが出来る佑樹は徴兵されて
パイロットになり戦場の空を駆け巡っていく…。
今まで自分が読んできた杉井さんの作品では少し毛色の違う背景を持ってますが。
表紙にも描かれている桜子、同じく桜花のパイロットの那須野佳織との会話といった
日常的なシーンは杉井さんらしくテンポのよい会話となっていて読みやすかったです。
こちらも例に漏れず主人公である佑樹もヘタレっ気のあるキャラ。
桜と深い関係である佑樹達にしか動かすことの出来ない桜花ですが、
機体の性能は現代兵器とは比べようがないほどの差がある兵器。
しかし、稼動時間や一度飛んだ後は連続で飛ばないと言った制約があったり。
桜花の設定がかなりツボに入りつつ読んでいたのですが
途中からは読むのが…。
続刊が出れば読みたいなと思ってますが…どうなんでしょうか…?
杉井光さんの生徒会探偵キリカの2巻が4月に発売されるとのこと!!
キリカや他のキャラを掘り下げてくれてるのかと期待!
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